会社では納品や部材の引き取りの際、トラックの他にバンを使っています。
今回はこのバンの荷台部分の改造を依頼されました。
いつもは細かい治具類の製作や修理を依頼されるのですが、普段より重厚長大な内容です。
出来るかな…、炎天下での作業は辛いし、なんかめんどくさそう…(心の声)
まあいっか、どーせ暇だし(嘘嘘(^^;))
・・・それでは始めましょう。
クルマはこんな感じです。
5人乗りのバンですが、普段は後部座席を折り畳んでいます。
この車の荷台部分(ラゲッジルーム)に段ボール等の荷物を積み込むのですが、
カーペットのせいで滑りが悪く、荷物の積み下ろしがスムーズに行かないのです。
まあ、本来の使い方では荷崩れ防止の為にカーペットがあるんですけどね。
依頼内容は、このラゲッジルームの床面にコンパネ(ベニヤ板)を敷いて欲しいとの事でした。
荷物を載せる面積を広く取るためステップの部分も覆い、タイヤハウスの出っ張りにも対応させます。
又、車検にも対応させるため、後部座席が入る部分は簡単に取り外せるようにします。
材料のコンパネですが、社内に残材が大量にあり、処分に頭を悩ませていた物があったので、
これを使おうと思います。
板を敷き詰めるには、タイヤハウスの部分などを避けなければならないので、複雑な形状になりそうです。
ジグソーで切っていくのですが、なにぶん曲線を切るのは初めてなので、先ずは練習です。
サインカーブの様な曲線を描いて、切ってみました。
初めてにしては先ず先ずの感触です。
失敗しても材料代はタダなので無問題!、それでは行ってみよー(^^)/
板を並べて、外形のスケッチをします。
ラゲッジルームの後半部分は付属のカーペットから写しました。
途中経過は端折りますが(夢中になってて写真撮るのを忘れた(-_-;))、切り終わった様子です。
次々と板を組み込んで行きます。
何とか収まりました。
純正品なのにカーペットのデザインに割と適当な部分があり、後半部がつっかえてしまい、最後はサンダーで微調整しました。
6枚のパネルに分かれているので、少し段差が出来ますが徐々に落ち着いてくるでしょう。
作業の様子が気になったのか、近所の方も見に来てお褒めの言葉を頂き、感激しました。(自慢話かよ)
残った端材は細かく切って燃やせるごみに。
残材置き場も大分スッキリしました。
無事完成したし、悩みの種だった残材も整理出来たし、めでたしめでたし。