ハグロトンボのコロニー
皆様ご無沙汰しております。
雑務に追われ、昨年春の更新以来、1年以上ブログの更新をサボっておりました…
これからは気を引き締めてブログの更新を続けたいと思います。
さて冒頭の動画ですが、会社の敷地内に桜の枝や落ち葉を集めている場所があるのですが、
ある雨上がりの午前に、トンボが大発生しているのを発見しました。
ハグロトンボという種類で、羽が黒くて、普通のトンボがスイスイと飛ぶ姿とは違って、
蝶のようにヒラヒラと飛ぶ姿が特徴です。
羽を広げたり閉じたりする様子が、人が手を合わせて神様に祈る姿に似ている事から
神様トンボとか極楽トンボとも呼ばれています。
気仙沼ではそれほど珍しい昆虫ではないのですが、地域によっては絶滅危惧種に
指定されているようです。
それにしても数十匹のハグロトンボがコロニーを形成しているのは、とても珍しい光景です。
日中は近くの林の中を飛んでいるのですが、夕方になると、この桜の葉っぱの
寝床に戻ってきます。
恐らく葉っぱが腐葉土になっていて、エサとなる小さな虫たちが生息している
ためだと思います。
日本では縁起の良い生き物として昔から大事にされてきたそうです。
私もこの子たちのヒラヒラと飛び回る姿を見て毎日癒されています。
飛んでいる様子をスローで撮影してみました。
こうして見ると「ナウ◎※」の世界を彷彿とさせますね。
近況報告
最近の映像です。
よく見ると羽の周囲がギザギザになっていて少々お疲れの様子ですが、
まだまだ頑張ってくれております。
文献によると、この羽の損傷はオス同士の縄張り争いによるものらしいです。
一見、仲の良さそうな彼らですが、実は熾烈な生存競争が繰り広げられているのですね。