前回、PowerMacは内部を十分に温めれば起動する事が分かりましたが、そんな事をしてたら
作業が始まるのが午後からになってしまい、業務に支障が出ます。
中古SHOPさんに相談すると、「代わりの機種を送るから試してみて下さい」との事でした。
それがこちら。
PowerMac G5 Single
シングルプロセッサーなので多少処理速度は落ちるけど、この時代のPowerMacの持病である
冷却ファンの暴走が起きにくい機種だそうで、早速試してみました。
せっかくなので、3台並べてみました。(ヒマなのかよ)
名付けて銀色の三連星(古っ…)、往年のハイスペックマシンの
揃い踏み。
何だこの無駄に贅沢な光景は!(3台中2台はまともに動かないけど)
妖しい輝きを放っています。
早速、中を開けて同じ作業をする事とします。
「見せてもらおうか、シングルコアの性能とやらを」(もういいから…)
わー、こざっぱりとしてる~(^-^;
CPUのアップ
広々ー。
メモリー搭載量も控え目(^_^;)
空冷ユニットをカウルで包んでいるなんて昔のホンダのエンジンみたい♪
そうか、そういう事か!
冷却ファンの暴走が起き難いというよりも、
そもそも冷却ファンが付いていないんだ!
(年式によっては付いている機種もあります)
こちらはDual
CPUの前後に冷却ファンがあります。
まさに熱いマシンです。
作業を続けます。
もう何度もやっているのでハードディスクの交換は
お手の物です。
画像処理ボードを実装して…
RS232C-USB変換アダプター、キーボード、モニター接続。
ドッキドキのパワーオン! 手に汗握る瞬間です。
「こいつ…動くぞ!」(大概にせえや)
システム全体を動かしてみましたが、もたつきや処理落ち等は
認められませんでした。
結果から言うと今までのDual Processorは
この検査機にはややオーバースペック
だったようです。
あれから2週間ほど様子をみましたが、凍えるような
寒い朝も一発始動の猛者ぶりを見せつけてくれます。
シンプル構成で安定動作のSingle Processorは
まさに適役と言えるでしょう。
助っ人として来てくれた彼ですが、正式に導入する
事となりました。